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秋 乾燥肌対策|毎日の保湿習慣で差がつく

秋は肌が乾燥しやすい季節。乾燥の原因と正しい保湿習慣を専門家が解説。今日から実践できるシンプルなスキンケアでトラブルを防ぎましょう。

季節が秋へと移り変わると、「なんだか肌がつっぱる」「粉がふく」と感じる方が一気に増えます。
これは気温と湿度の低下だけでなく、夏の紫外線ダメージが肌のバリア機能を弱らせていることが大きな原因です。

とはいえ、保湿を“足す”だけでは解決しません。スキンケアの手順や生活習慣を見直すことで、乾燥の連鎖を断ち切ることができます。
本記事では、ドクターズコスメの開発に携わる専門家の見解 をもとに、秋の乾燥肌対策を科学的に解説します。

この記事でわかること
・秋に乾燥肌が悪化する理由
・毎日の保湿習慣を整える方法
・避けるべきNG習慣と代替策

この記事のポイント
・湿度低下と皮脂分泌の減少が乾燥の主因
・正しい順序と量でケアすれば改善可能
・やりがちな過剰ケアが乾燥を悪化させる

秋に乾燥肌が進む理由

秋は、気温・湿度ともに急激に下がる季節です。
肌は環境変化に敏感で、皮脂分泌量の低下・角層の水分蒸発・バリア機能の低下が同時に起こります。

特に夏の紫外線ダメージは見えない形で残っており、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)を乱す要因に。
年齢を重ねるとターンオーバー周期は28日より長くなり 、水分保持能力も低下するため、同じケアでは潤いを保てなくなります。

とはいえ、慌てて保湿剤を重ね塗りしても改善しません。重要なのは「洗う→潤す→守る」という順序とバランスです。

間違ったケアが乾燥を悪化させる理由

多くの人がやりがちな誤りは、「熱いお湯で洗う」「ゴシゴシ洗顔する」「とりあえずクリームで保湿」などの“過剰ケア”。
熱いお湯は皮脂を奪い、バリア機能を壊してしまいます 。

また、「クリームをべったり塗ればOK」と思いがちですが、人工的な油分で膜をはると自らのうるおい機能を低下させます。化粧水などの水分をハンドプレスでしっかり重ねづけし天然のクリームを作り出せる肌環境へ整えましょう。化粧水だけでは乾燥する場合は、そのあとに、ジェル美容液や植物性オイルを薄く塗り、保湿をプラスしましょう!丁寧なケアはツヤのあるキメ整った肌に導きます。

とはいえ、肌質は人それぞれ。敏感肌の方は、アルコールや香料などの刺激成分が少ないアイテムを選ぶと安心です。

今日から始める「保湿習慣」3ステップ

① 洗顔は“やさしく短く”

ゴシゴシ洗うほど肌はきれいになると思いがちですが、逆効果。
必要な皮脂まで落とすと、角層が乾き、外部刺激に弱くなります。
ぬるま湯(32〜34℃)で、泡を転がすように洗うのが理想です。

② 化粧水は“3回に分けて重ねづけ”

一度にたっぷり塗るよりも、手のひらで押さえるように数回に分けて浸透させる方が効果的です。
保湿成分(ヒト型セラミド・グリセリン・アミノ酸など)を含むものが、乾燥対策に最適。

③ 仕上げに“肌を守る薄膜”

乾燥がひどいときはジェル・美容オイルなどで「水分の逃げ道を塞ぐ」
この“守りの膜”があるかどうかで、翌朝のしっとり感が変わります。

生活習慣で変わる「肌のうるおい」

食事・睡眠・ストレスの管理も、乾燥肌対策には欠かせません。
研究開発担当者は「肌に塗るケアよりも、体内ケアが効く場合もある」と指摘します 。

具体的には、タンパク質・ビタミンC・亜鉛など、肌の材料となる栄養を意識的に摂取すること。
また、エアコンの温度を1〜2℃上げるだけでも、肌の水分蒸発を減らせます。

とはいえ、完璧を目指す必要はありません。
「できることから一つずつ」が、継続の秘訣です。

秋の肌を守るために「やめたい習慣」

・お湯温度40℃以上の入浴
・保湿前の化粧水パッティング
・寝不足や夜更かし
・加湿器を使わない部屋での長時間滞在

これらは、肌のバリアを弱らせる代表例です。
特に“叩くスキンケア”は摩擦による炎症を引き起こすためNG。
秋から冬にかけては「触れない・こすらない・潤いを守る」がキーワードです。

まとめ

秋の乾燥は、環境だけでなく習慣の積み重ねが原因。
「洗いすぎない」「潤す」「守る」という3ステップを意識すれば、肌は自らの力で回復します。
肌は毎日生まれ変わります。
今日の一手が、1か月後の“自信のある素肌”を作ります。

【FAQ1】
Q:保湿は朝と夜どちらを重視すべき?
A:両方必要ですが、夜のケアを優先すべきです。寝ている間に肌は再生するため、就寝前の保湿が“翌朝の肌”を決めます。

【FAQ2】
Q:どんな成分が乾燥肌におすすめ?
A:天然ヒト型セラミド・バクチオール・ツボクサエキスなど、刺激が少なく肌バリアを補う成分が理想です。

【著者】
佐々木千草

【著者プロフィール】
職種:化粧品企画開発
経験年数:7年
化粧品業界にて7年間、スキンケア・メイクアップ・ヘアケア商品の企画開発に従事。市場・競合調査からコンセプト立案、容器・パッケージ資材の仕様選定及びデザイン立案、発注業務、販促支援まで一貫して担当。お客様目線と戦略的な視点を掛け合わせた商品づくりに努め、敏感肌・エイジングケア・機能性コスメなど幅広いカテゴリーに対応可能。

【監修】
小平 麻貴

【役職/専門領域】
商品開発部 部長
化粧品製造業・化粧品製造販売業 総括製造販売責任者

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